はこ にっき

箱根ヶ崎サブブログ日記、略して「はこ にっき」

バンジージャンプしても人生にエボリューションは起こらない

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人生で初めてのバンジージャンプをしてきた。

TVで芸人さんがやっているのをたまに見かけていたけど、ぶっちゃけ「そんなに怖くないのではないか?」と思っていた。

  

高いところに恐怖心は無いので、落ちることに対してもそれほど怖さを感じなかった。

 

なので今まで三十数年の間「バンジージャンプ、実はそれほど怖くないんじゃね?」疑惑が僕の中にあった。

あと、ジェットコースターやフリーフォールとは、また違った感覚になると思われるので、その感覚が知りたかった事もある。

 

バンジーする塔の高さは約20M。

ビルの高さで7階相当だ。

 

命綱の器具を着け、塔を一段一段登る。

鐵鋼むき出しの階段から下が丸見えだけどまだ怖くない。

 

頂上について下を見下ろしてもやっぱり怖くない。

「あー、こっからバンジーするんだなー」と呑気に構えたり、飛ぶときはやっぱり「ジェロニモー!」って叫んだ方がいいやろか、とか思っていた。

 

自分の順番が来て、太ももくらいあるゴムを取り付けられ、飛び降りる台から半歩足を踏み出す。

 

めっちゃ怖い。

 

スミマセン、怖くないと思ってた自分がバカでした。

高いところに居るって言うのと、そこから半歩足を出すって言うのと全然違う。

 

落ちそうって言うのと、これから確実に落ちる、って言うのは全く別次元。

 

あと飛び降りるときは直立した状態からお辞儀をするみたいに落ちてください、とか言われたのも余計に怖い。

 

頭から落ちるとかちょっと思ってたのと違う。

思ってたのと違う展開に戸惑ってる内にカウントダウンが始まってGOの掛け声が掛かる。

 

一瞬間が空いたけど、いい歳でビビってると思われるのも困るので、腹をくくって頭から行くことにする。

 

ええいままよ、と飛び降りると一瞬の浮遊感の後、強烈に飢えに弾かれて自分が飛び降りた位置くらいまで上がった。

 

飛び降りてから落下、跳ね上がるまで本当に一瞬。

覚えてるのは一気に近づく地面に敷かれたクッションからぐりん、と回って青い空、そしてまた地面。

高度が低かったからか、そんなに浮遊感は感じなかった。

 

それから、飛び降りた後で、びよんびよんしている間は意外と手持ち無沙汰で退屈。

これは多分バンジーした人には解って貰えると思う。

 

バンジージャンプした事で人生大きく変わった、なんて事はないと思うけど、自分のやりたい事、やりたかった事の為に行動することは無駄にならない。

 

それがどれだけバカバカしくても人生の中で「やりたい事をやった」っていう事は誇れるものだし、生きる意味にもなると思う。

 

バカなことをしたくて、自分の好奇心を満たしたくて、僕はまた外に出かけると思う。